24/05/2019
毎年5月の最終月曜日には、アメリカは「メモリアルデー」という祝日になります。
メモリアルと辞書で調べると「思い出」とか「何かを思い起こす」という意味が出てきますが、メモリアルデーの日本語訳は「戦没将兵追悼記念日」となっています。
戦争や軍事行動で亡くなられた米国の兵士を追悼するという意味で、メモリアルという表現が当てはまらなくもないのですが、どれだけ意味がある祝日なのか詳しく調べてみる事にしました。
制定された当初は南北戦争で亡くなった北軍兵士を称えるために始められたものでしたが、第一次世界大戦の後、あらゆる戦争、軍事行動で亡くなったアメリカ合衆国の兵士を含むように拡大されました。
多くの人々はこの祝日に墓地や記念碑を訪れます。国をあげて追悼時刻はワシントン時間の午後3時に定められています。
もう一つの伝統は、地方時間の夜明けから正午まで星条旗の半旗を掲げることです。ボランティアが国立墓地にあるそれぞれの墓の上に星条旗を置くといったことも行われています。
メモリアルデーは厳かな儀式だけでなく、5月の気候の良さから、家族でピクニック、スポーツイベントの機会にもなっています。
スポーツにおいて最も長く続く伝統の一つはインディ500レースで、1911年以来、記念日前日の日曜日に決勝レースがおこなわれています。(今年は第103回)
今年も日本人レーサーの佐藤琢磨が出場します(第101回大会で優勝)。
自動車事故やその他の安全に関する事故が起こりやすいシーズンが始まることを考慮して、国のシートベルト着用 (Click it or ticket) キャンペーンがメモリアルデーの週末から始まったり、アメリカ空軍の「夏の重要な101日 (101 Critical days of summer)」もこの日に始まります。
一部のアメリカ人は、戦没将兵追悼記念日を非公式な夏の始まり、レイバー・デーを非公式な夏の終わりとみなしています。
もともとは5月30日だったのですが、5月最終月曜日になったことで、上記のようなイベントが多く行われることは本来の戦没将兵追悼の意味が薄れてきていると指摘するアメリカ人もいます。