14/06/2026
ラベンダー開花情報
バランソル高原のラベンダーです。
まだ満開ではありませんが、一部の畑では見頃を迎え始めており、美しい写真を撮ることができます。
バランソル地方で広く栽培されているラベンダーは、ラバンダンと呼ばれる品種です。真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種で、香りが強く、樟脳(しょうのう)のような爽やかな香りを持つのが特徴です。また、真正ラベンダーよりも生育しやすく、収穫量が多いため、この地域のラベンダー産業を支えてきました。
しかし残念なことに、近年はラバンダンの栽培面積が減少傾向にあり、産地は歴史的な危機に直面しています。
地平線まで続く美しい紫色の絶景。その一方で、現地の農家たちは「害虫・病気」「気候変動」「経済的圧力」という3つの厳しい現実と向き合っています。
* 壊滅的な被害をもたらす害虫や病気の蔓延
* 異常気象による極端な干ばつと猛暑の継続
* 世界的な過剰生産による価格の低迷
「収穫しても赤字になる」
「病気の影響で、来年は畑のすべてを植え替えなければならない」
――そんな切実な声が聞かれるほど、農家を取り巻く環境は深刻です。
それでも、彼らは諦めていません。この未曾有の危機を乗り越えるため、化学農薬に頼らないオーガニック(有機栽培)への転換や、穀物やアーモンドなどとの輪作(異なる作物を交互に栽培する方法)など、持続可能な未来に向けた新たな挑戦が始まっています。
今年もこの美しい風景が守られていることに感謝しながら、ぜひバランソル高原のラベンダーをお楽しみください。